あれ, TechCrunch って英語の勉強にいいんじゃないの?

経緯1

自分は結構情報を秘密にしたがる性格なので,そうした卑しい心を断ち切って*1サービス精神を少しでも身につけるためにも,ここ2,3日でふと気づいたお気に入りの英語学習を紹介.

経緯2

多読だ精読だというのを何度も目にしたが,個人的にはどちらも負荷が大きすぎて長続きしない,あるいはそこから生じる嫌気で実際にやる時間がとても少ないという事態に陥ってしまったように思う.いや,だって多読は優しい本だとあんまり種類がない上に面白くないし,難しい本だとストレスで長続きしなかったり,がんばって読んだとしても時間がかかってしまっては結局読む量が少なかったりする.精読もやっぱりそうなりがちでしんどい.
そんなこんなで,なんか自分には日本語訳付きで普通レベルの文を無理せずどんどん噛み砕いていくのが精神衛生上好ましいと思った次第.
ところで,有名な海外のブログは,日本版があったりする.詳しくは 日本版がある著名な海外ブログをまとめてみた - YAMDAS現更新履歴 や,英語の技術blog・ニュースサイトをまとめてみた! - 毛のはえたようなもの が参考になると思うが,たとえばTechCrunchなんかは日本語訳が結構忠実なので,同時に眺め読みするだけで勉強になる.

リスト

というわけで,個人的なおすすめ日本語版のリンクを以下にコメントと一緒に載せておこう.だいたいは記事の最後に原文へのリンクがある.ちなみにGizmodeEngadget 日本版 : 最新ガジェットと家電、テクノロジーのニュースとレビューlifehackerは訳が忠実じゃなかったり文が短かったりでこのスタイルには向かないと思った.

  • TechCrunch IT関係.記事の数が豊富.翻訳の質もよく*2,程よい長さなので個人的には一番好き
  • Wall Street Journal 金融関係.文章は固め.ここの記事も原文へのリンクがあったり特集コーナーがあったりする.
  • Wired Vision 本当に見つけたばっかでよくわからないがトピックが多岐にわたる.全センテンスを訳しているわけではなさそう

あと,以下も結構いいかもしれない.

なお,さらにvallog: プログラマが好きそうな読み物100 からいくつかよさげなものをリストアップ.

読み方

通常は文章を読むとき,subvocalizationといって無意識に頭の中で音声に変換していると思うが,最低限発音を練習した後ならこのsubvocalizationは積極的にすべきだと思う.というのは,単語認識の速度を上げる効果的な練習ができることや,音声で意味を検索(頭の中で)できたり記憶に留めやすかったりで読解の補助に繋がることなどが考えられるから.前回の記事で触れた速読云々でも,subvocalizationが十分でないうちからそれを避けるのは得策ではないと今は思います*5

ついでに

上記以外の英語サイトで,どうしても日本語がないとダメという人は翻訳サイトを使うという手もある.ただ英日の変換は個人的にはまだまだ過ぎると思うので,それをやるぐらいだったら普通に読んだほうがいいとは思う.
ちなみに,日本語版のURLをクリップボードから読んで,パラグラフごとに対応文を挿入したHTMLを生成するプログラムを書いてみたけど,いつものごとくひどい実装で,クオリティも低いので公開はしない.
まぁでも2ペイン表示のアドオンとかウィンドウを左右に2つ配置とかで全然事足ります.chromeだとデフォルトでこんなテクも使えるらしいですね.

追記

日本版がある著名な海外ブログをまとめてみた - YAMDAS現更新履歴 を参照したのを忘れてたので,記事に追加.CNetとかZDNetという選択肢もあるのかもしれない.
さらに,vallog: プログラマが好きそうな読み物100 を参照していくつか追加.

*1:みんな成功しろ!!

*2:このスタイルに適しているという意味

*3:そういえばTechCrunchもそうか

*4:例えば 「site:mdn.mainichi.jp "Click here for the original Japanese story"」

*5:よくよく考えたら例の記事の元ネタはおそらくネイティブを対象とした話だろうし